「Windowsアップデート、なんか後でいいか……」
そう思って、通知を閉じたことはありませんか?
実は、アップデートを後回しにしている間にも、パソコンへの攻撃は止まらないんです。2026年4月は、すでに実際の攻撃で悪用が確認された脆弱性を含む163件の修正が一度に行われました。
この記事では、放置するとどんな危険があるのか、そして今すぐできる確認・適用方法をわかりやすく解説します。ぜひ最後まで読んで、今日中に対応してみてください!
Windowsアップデートを放置すると、どんな危険がある?
「自分のパソコンが攻撃されるなんて、大げさじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。でも、アップデートが当たっていないパソコンは、鍵のかかっていない家と同じ状態なんです。
パソコンを乗っ取られる可能性がある

「脆弱性(ぜいじゃくせい)」とは、パソコンのシステムに潜む欠陥や穴のこと。この穴を悪意のある人に突かれると、知らないうちにパソコンを操られてしまうことがあるんです。
国の機関であるIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)は、2026年4月の更新についてこのように注意を呼びかけています。
これらの脆弱性を悪用された場合、アプリケーションプログラムが異常終了する、攻撃者によってパソコンを制御される、といった様々な被害が発生するおそれがあります。
IPA「Microsoft 製品の脆弱性対策について(2026年4月)」
つまり、放置したままにすると「アプリが突然落ちる」「パソコンを外部から操られる」という被害が実際に起きうるということなんです。
攻撃者は「穴が公開されたら即座に動く」
マイクロソフトが毎月アップデートを公開すると、悪意ある攻撃者はその内容をすぐに分析して、まだ更新していないパソコンを狙ってきます。
たとえば、脆弱性の詳細が公開されてから数日以内に攻撃が始まることも珍しくありません。後回しにしている時間が長ければ長いほど、リスクは高まりますよ。
アップデートと並行して、パソコンのウイルス対策も合わせて見直しておくと、より安心です。
2026年4月のアップデートで、何が直ったの?
今月のWindows Updateがいつもと違う点があります。それは、すでに攻撃に使われたことが確認された脆弱性が含まれていることです。
163件の脆弱性を修正、うち2件は悪用確認済み
2026年4月のアップデートでは、CVE番号ベースで163件の脆弱性が修正されました(サードパーティー製品を含めると247件)。(窓の杜より)
その中でも特に深刻なのが「CVE-2026-32201(Microsoft SharePoint Serverのなりすまし脆弱性)」です。IPAは次のように呼びかけています。
この内 CVE-2026-32201 の脆弱性について、Microsoft 社では悪用の事実を確認済みと公表しており、今後被害が拡大するおそれがあるため、至急、セキュリティ更新プログラムを適用してください。
IPA「Microsoft 製品の脆弱性対策について(2026年4月)」
「悪用の事実を確認済み」というのは、実際に被害が出ている可能性があるということ。「自分には関係ない」と思わず、今すぐ対応しましょう!
Chromeブラウザにも影響する脆弱性が含まれる
もう1件の悪用確認済み脆弱性「CVE-2026-5281」は、ChromiumベースのブラウザのDawn機能に関するものです。Chromiumとは、Google ChromeやMicrosoft Edgeの土台となっているエンジンのことなんですよ。
たとえば、普段Google ChromeでYouTubeを見たり検索したりしているだけでも、この脆弱性の影響を受ける可能性があります。WindowsのアップデートだけでなくChromeやEdgeのアップデートも忘れずに確認しましょう。

Windowsアップデートの確認・適用方法
「どこから確認すればいいかわからない」という方のために、Windows 11とWindows 10それぞれの手順を紹介します。どちらも数回クリックするだけで完了しますよ!
Windows 11の場合
- 画面左下の「スタート」ボタンをクリック
- 「設定」(歯車アイコン)を開く
- 左側のメニューから「Windows Update」を選択
- 「更新プログラムのチェック」ボタンをクリック
更新が見つかると自動的にダウンロードが始まります。完了後に「今すぐ再起動」と表示されたら、作業を保存してから再起動しましょう。


Windows 10の場合
- 画面左下の「スタート」ボタンをクリック
- 「設定」(歯車アイコン)を開く
- 「更新とセキュリティ」をクリック
- 「Windows Update」→「更新プログラムの確認」をクリック
たとえば、しばらくパソコンを使っていなかった場合、複数の更新がまとめてダウンロードされることもあります。時間がかかっても、そのまま放置して完了を待ちましょう。
なお、Windows 10はサポート終了が近づいています。詳しくはWindows10を使い続けるとどうなる?もあわせてご覧ください。
自動更新がオンになっていれば、更新プログラムは基本的に自動で届きます。「最終更新日」が1ヶ月以上前になっている場合は、手動で「更新プログラムの確認」を実行してみましょう。
再起動を省略してもいい?
「再起動はあとでいいか」と思ってしまいがちですが、実はこれもNGなんです。
再起動しないとアップデートが完全に反映されない
IPAも公式にこう記しています。
Windows Update からセキュリティ更新プログラムを確認いただけます。また、セキュリティ更新プログラムの適用は再起動が必要になることがあります。
IPA「Microsoft 製品の脆弱性対策について(2026年4月)」
つまり、ダウンロードが完了していても再起動しないと、脆弱性の修正が実際には反映されていない状態が続くことがあるんです。「更新プログラムの確認」→ダウンロード→再起動まで完了して、はじめてアップデート完了です!
再起動のタイミングは「今すぐ」でなくてもOK
たとえば、仕事の途中や大事な作業中にいきなり再起動するのは困りますよね。その場合は「アクティブ時間(自分が使っている時間帯)」を設定しておけば、夜間などパソコンを使っていない時間帯に自動で再起動・更新を完了させることができます。
設定場所:Windows Update画面の「詳細オプション」→「アクティブ時間」から変更できます。
よくある疑問

アップデートしたらパソコンが重くなった気がするんだけど……
アップデート後にパソコンが重くなった気がする
アップデート直後はバックグラウンドで処理が続いているため、一時的に動作が重くなることがあります。再起動後に30分〜1時間ほど待つと、多くの場合は落ち着きますよ。
それでも改善しない場合は、パソコン自体のパフォーマンスが原因かもしれません。パソコンが重い原因と対処法もあわせてご覧ください。

自動更新をオフにしてるんだけど、問題ある?
自動更新をオフにしているけど大丈夫?
自動更新をオフにしていると、修正プログラムが届かないため非常に危険な状態になります。特別な事情がない限り、自動更新はオンのまま使うことを強くおすすめします。
手動での確認は忘れがちなので、自動更新はセキュリティの最低限の砦だと思ってください。オフにしている場合は、今すぐ設定を見直してみましょう。

セキュアブートの通知も出てるんだけど、それも関係ある?
セキュアブートの通知も出ているけど?
Windows Updateとは別に、2026年はセキュアブート証明書の期限切れ問題も注目されています。これもパソコンの安全に関わる重要な話題なので、気になる方はあわせて確認してみてください。
【2026年問題】セキュアブート証明書の期限切れとは?Windows 10・11の確認と対策を解説
まとめ:Windowsアップデートは「後で」では遅い
今回の記事のポイントをまとめます。
- Windowsアップデートを放置すると、パソコンを乗っ取られるなどの深刻な被害が起きるおそれがある
- 2026年4月は163件の脆弱性が修正され、うち2件はすでに実際の攻撃で悪用確認済み
- 確認手順は「設定」→「Windows Update」→「更新プログラムの確認」の3ステップ
- ダウンロード後の再起動まで完了して、はじめてアップデートが適用される
- 自動更新はオンのままにしておくのがセキュリティの基本
アップデートは面倒なものではなく、パソコンを守るための大切な習慣です。ぜひ今日、設定画面を開いて確認してみてください!
参考文献
- JPCERT/CC「2026年4月マイクロソフトセキュリティ更新プログラムに関する注意喚起」https://www.jpcert.or.jp/at/2026/at260010.html
- 窓の杜「Microsoft、2026年4月の「Windows Update」を実施 ~悪用が確認された脆弱性も」https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/2101692.html
ぽち太
神奈川県在住の20歳・現役大学生。パソコン歴12年。Microsoft製品・Windows・PC基礎知識を初心者向けにわかりやすく解説するブログ「1歩進むデジタル術」を運営中。公式情報源をもとに、正確でわかりやすい記事づくりを心がけています。

