「Windowsが2026年に起動しなくなる?」なんてニュースを見て、不安になっていませんか?
これは「セキュアブート証明書」という、Windowsのセキュリティに関わる部品の有効期限が切れることで起きる問題なんです。
ただし、正しく理解して対策すれば、ほとんどの方は何も心配いりません。
この記事では、セキュアブートとは何か・自分のPCが大丈夫かの確認方法・今すぐできる対策をわかりやすく解説します。ぜひ最後まで読んで、安心してパソコンを使い続けてください!
Windows 11「2026年問題」とは?
セキュアブートって何?
まず「セキュアブート(Secure Boot)」という言葉から説明しますね。
セキュアブートとは、パソコンを起動するときに「中に入っているソフトが信頼できるものか」を自動でチェックするセキュリティ機能のことです。

チェックって、具体的に何をしているの?
たとえば、マンションの入り口にいる管理人さんが「この人は住人ですか?」と確認してから中に入れるイメージです。
セキュアブートも同じように、パソコンが起動するたびに「このソフトはウイルスに感染していないか」「悪意のあるプログラムではないか」を「証明書」を使って確認しています。
Microsoftの公式サポートでは、セキュアブートについて次のように説明しています。
セキュア ブートは、悪意のあるソフトウェアがPCの起動時に読み込まれるのを防ぐセキュリティ機能です。起動プロセス中に、信頼できるデジタル署名済みのソフトウェアのみの実行を許可します。
Microsoft サポート|Windows 11 とセキュア ブート
この「証明書」は2011年にMicrosoftが発行したもので、有効期限が2026年6月に切れることが、今回の問題の原因なんです。
証明書の期限切れで何が起きる?

期限が切れたらすぐにパソコンが壊れるの?怖い……
ご安心ください。証明書が期限切れになっても、すぐにパソコンが起動しなくなるわけではありません。
Microsoft Japan Windows Technology Support Blogでは、次のように説明されています。
セキュアブート証明書は2026年6月から10月にかけて順次有効期限を迎えます。期限切れ直後にWindowsの起動が即座に影響を受けるものではありませんが、新しいセキュアブートの保護機能や脆弱性修正の一部が適用できなくなり、保護が不十分になります。
Microsoft Japan Windows Technology Support Blog
つまり起きることは、大きく2つです。
- 新しいセキュリティ対策が受けられなくなる(ウイルスや脅威への対応が遅れる)
- 将来的にBitLockerなどの機能に影響が出る可能性がある
証明書を更新せずに放置するのは、運転免許証の更新を忘れたまま車を運転し続けるようなもの。今すぐ走れなくなるわけではありませんが、リスクが高まっていくイメージです。
ポイント:2026年6月に「突然起動しなくなる」わけではありません。ただし、セキュリティの保護が弱まるため、できるだけ早めに対策しておくことをおすすめします。
自分のPCは大丈夫?確認する2つの方法
まずは自分のパソコンの状態を確認してみましょう。確認方法は2つあります。
セキュアブートが有効かどうか確認する
セキュアブートがそもそも「有効」になっているかどうかを確認する方法です。
キーボードの「Windowsキー+R」を同時に押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
入力欄に msinfo32 と入力して「OK」をクリックしてください。

「システム情報」が開いたら、左のメニューから「システムの要約」を選び、右側の一覧の中にある「セキュアブートの状態」を探します。

| 表示内容 | 意味 |
|---|---|
| 有効 | セキュアブートが正常に動作しています |
| 無効 | セキュアブートがオフになっています |
| サポートされていません | 古いPCでセキュアブートに非対応の可能性があります |
「有効」と表示されていれば、セキュアブート自体は問題なく動いています。
Windowsセキュリティで証明書の更新状態を確認する
2026年4月以降、Windowsセキュリティアプリから証明書の更新状態を直接確認できるようになりました。
確認手順はこちらです。
- タスクバーの盾マーク(Windowsセキュリティ)をクリック

- 左メニューから「デバイス セキュリティ」を選ぶ

- 「セキュア ブート」の項目を確認する

Microsoftの公式情報によると、表示される状態は3種類です。
緑色チェック:セキュアブートがオンであり、すべての必要な証明書更新が適用されている。対応は不要です。
Microsoft サポート|Windowsセキュリティアプリのセキュアブート証明書更新状態
黄色警告:デバイスが古い証明書を実行中。ハードウェアまたはファームウェアの制限により自動更新がブロックされている可能性があります。
赤色:ブート構成で対応できないセキュリティ更新が存在。即座の対応が必要です。
| 表示色 | 意味 | 対応 |
|---|---|---|
| 🟢 緑色 | 証明書の更新が完了している | 不要 |
| 🟡 黄色 | 古い証明書のまま(自動更新がブロックされている) | PCメーカーに問い合わせ |
| 🔴 赤色 | 即座に対応が必要 | すぐに対処する |
緑色チェックが表示されていれば、もう対策は完了しています。安心してください!
今すぐやっておくべき対策
Windows Updateを最新にする
ほとんどの方に必要な対策は、たったこれだけです。
新しいセキュアブート証明書は、2025年5月13日以降のWindows更新プログラムに含まれて自動的に配布されています。つまり、Windows Updateを最新の状態にしておけば、自動的に証明書も更新されます。
Windows Updateの確認手順はこちらです。
- スタートメニュー →「設定」を開く
- 「Windows Update」をクリック
- 「更新プログラムの確認」をクリックして、最新の状態にする

セキュアブートが「無効」だった場合
先ほどの確認でセキュアブートが「無効」と表示されていた場合は、有効にする設定が必要です。

セキュアブートを有効にするにはどうすれば?
Microsoftの公式サポートによると、手順は以下の通りです。
「設定」→「システム」→「回復」を選択し、「詳細スタートアップ」から「今すぐ再起動」を実行します。次の画面で「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「UEFIファームウェア設定」を選択して再起動し、BIOS/UEFI画面でSecure Bootの設定を変更してください。
Microsoft サポート|Windows 11 とセキュア ブート

回復をクリックしてみると

ここからBIOSに入る画面に飛ぶことができる。
ただし、BIOS/UEFIの画面はパソコンのメーカーによって見た目が異なります。「Secure Boot」という項目を探して「Enabled(有効)」に変更してください。
操作に不安がある方は、ご利用のパソコンのメーカー公式サポートページを確認するか、サポート窓口に問い合わせることをおすすめします。
よくある質問(Q&A)

まだWindows 10を使っているんですが、どうすれば?
Windows 10は2025年10月14日にサポートが終了しています。セキュアブート証明書以前に、セキュリティ更新プログラムが届かない状態になっているため、できるだけ早くWindows 11へのアップグレードを検討してください。

古いパソコンだとセキュアブートに対応していない場合はどうなる?
「サポートされていません」と表示された場合、そのPCのハードウェア自体がセキュアブートに非対応の可能性があります。その場合はPCメーカーのサポートに確認するか、パソコンの買い替えを検討する時期かもしれません。

セキュアブートは有効になっていたけど、本当に大丈夫なの?
Windows Updateを自動で受け取っている方は、証明書の更新も自動的に行われます。ただし、自動更新をオフにしていたり、ずっとアップデートを先送りにしていた場合は、セキュリティリスクが高まることになります。この機会にWindows Updateの状態を確認しておきましょう。
まとめ:2026年6月までにやっておくこと
今回の記事の内容をまとめます。
- セキュアブートとは、PCの起動時に「本物のWindowsか」を確認するセキュリティ機能
- 2011年に発行された証明書が2026年6月から順次期限切れを迎える
- すぐに起動できなくなるわけではないが、セキュリティの保護が弱まる
- ほとんどの方はWindows Updateを最新にするだけでOK(自動で証明書が更新される)
- Windowsセキュリティの「デバイス セキュリティ」→「セキュア ブート」で状態を確認できる
難しそうに聞こえますが、やることはシンプルです。まずはWindows Updateを最新にして、Windowsセキュリティで緑色チェックが出ているかを確認してみてください!
パソコンのセキュリティを守るために、ぜひ今日のうちに確認してみましょう。

